今回は特別編として、Twitterの代替として期待されているサービスの一つ、
「Bluesky」の活用方法について書いていきたいと思います(`・ω・´)
「Bluesky」は現在招待制で、限られたユーザーのみが使っている状況ですが、
いざ招待されても、「フォローする相手がいない・わからない」ため、
使い方がわからずに放置してしまうケースが多いのではと思います
デフォルトでタイムライン的に見えているものが、
公式で用意した「Discover」というフィードのみなのもあって、
余計に「日本人は使ってない」という印象になるのがもったいないところです
私自身、11月に公式から招待されたコードで使い始めた*1ものの、
使い方を真に理解したのはここ数日だったりしますΣ(・ω・ノ)ノ
正直、私はTwitterの代替としてはBlueskyしか考えていません
その理由はシンプルで、Blueskyを作っているのが、
元々Twitterを作っていた人達だからです
ゆえに、Twitterでの反省点、
特に「ユーザーが自由にコントロールできない」という問題を、
解決するための仕組みが用意されているのが最大のメリットです*2
まあ、そういう理屈を言われたところで、
よくわからん・・・となるはずなので、
まずはTwitterとの違いから解説してみます...φ(・ω・`)
Twitterと同じようにできること
- ユーザーのフォロー/アンフォロー
- ユーザーのミュート/ブロック
- ユーザーのリスト化
- Like/repost(いいね・リツイート)
このあたりは基本的な機能です
このレベルではTwitterと何ら変わりはありません
Twtterでないとできないこと
- DM
- 鍵アカウント*3
- リプライの制限
- postの編集
DMや鍵アカウントは今後実装されるか不明ですが、
Blueskyの掲げるオープン性とは相性が良くないので、
今の時点では実装されないのではと思っています
リプライ制限やpostの編集は最近Twitterに導入された仕組みであり、
実装されていないのは当然ですが、
リプライ制限はともかくpostの編集はどうかな・・・とは思います
(Twitterよりうまいやり方で実装される可能性はありそうですが)
今これを書いている時点でのTwitterとのユーザー比較
ここまでは機能的な話ですが、
SNSはコミュニティとしての雰囲気が重要であり、
「機能が良いから使う」というものではありません
その意味では、どうしてもTwitterに比べてユーザー数、
特に日本人の数はまだ限られます
とはいえ、これには良い面もあり、ユーザー間の衝突が少ないため、
文字通り初期のTwitter的なゆるさがあります
ユーザーが増えるとどうしてもギスギスした空気も生まれると思いますが、
これから紹介する「Bluesky最大の売り」を駆使することで、
「望んだ情報の流れ」を作れるという安心感があります
あと、Twitterのアルファ層の一部はすでにBlueskyに移行しており、
「Twitterで良くバズっていた人」を見かけることもあります
もちろん、中にはThreads*4に移った方や、
Misskey*5に移った方も多いとは思います
Blueskyは何というか・・・いい意味で、
「昔のオタクの隠れ家」的な雰囲気があり、
個人的には一番安心できますc(・ω・`c )っ
「フィード」とは何か?
さて・・・ここまでは長い前振りです
今日、本当に紹介したのはここからで、
Blueskyの主要機能、「フィード」を駆使すると、
「我々が求めていたTwtter」を手に入れることができます( ゚д゚)o彡゚
この記事を読むまで、全然Blueskyをわかってなかったのですが、
読んでフィードを見始めたとたん、どハマりしました
良くも悪くも、Twitterはユーザーベースで情報の流れが決まります
フォローすることでタイムラインに情報が流れるし、
リストによってユーザーをグループ化して情報の集約ができます
しかし、例えば漫画家さんのアカウントをリスト化しても、
漫画家さんが常にイラストをUPしているわけではありません
リストは便利ではあるものの、「もう一歩足りない」感があります(´-ω-)
それに対して「フィード」とは何かというと、
一言で言えば「保存された詳細検索」です
Twitterでも検索ができたりしますが、
精度や流れてくる情報を自分でコントロールできない問題があります
そもそも、都度検索するのも面倒です(´-ω-)
その点、フィードは「全タイムラインから特定のワードを検索する」だけでなく、
「このリストに含まれるこのワードをLike順に並べる」といった、
ある程度細かな条件を複合的に指定できます
(技術者向けに書くと、正規表現も使えます)
こちらは「Skyfeed」というBlueskyクライアントで、
フィードを実際に作っているところです
これは以下のような条件で検索しています
- 7日分の全postを対象とする
- リプライやrepostは除外
- きつね or 狐 or 稲荷を「postのテキスト」か「画像のキャプション」に含むpostを抽出
- 抽出したpostをLikeの多い順に並べる
これを保存して、常にその条件で情報の流れを作れるのが「フィード」です
これをHomeに固定(Pin)しておくことで、簡単にいつでも閲覧可能です
(Twitterにおけるリストの固定と同じ感覚)
今回の記事のため、昨日急遽思いつきで作ったフィードですが、
眺めているだけで幸せになれるので、最高です(*゚∀゚)=3
で、ここが一番重要なのですが、
この作ったフィードを他の人と共有することが可能です
例えば、私が作ったフィードのURLがこちらです(´・ω・)っ
先ほど紹介した、フィードに関する記事でも、
いろいろなフィードが紹介されていましたね
このような共有機能により、
フォローをしなくても特定の情報が眺められるのが、
Bluesky最大の売りです
先ほどの記事にもありましたが、
まずは「日本人の投稿の中でLikeが多いpost」のフィードを
眺めることからおすすめします
これを見ているだけで、
「ああ、結構使われているんだな」というのがわかります(`・ω・´) b
(同時に、さっき私の書いた「昔のオタクの隠れ家」の意味もわかると思います)
どうしても英語が多く、わかりづらいところもあると思いますので、
フィードを作りたい方はこちらを参考に
個人的なフィードを作ったからといって、
共有しなければ他人からは見えないので、
ちょっとあれな感じのフィードを作るのも自由ですよ(*ノ∀ノ)
さて、ここまでは「詳細検索の発展形」としてのフィードを紹介してきました
最後に紹介するのは「静的な情報の集約」、
要するに「フィードを利用したT○getter」の話です
イラストレーターさんのpostを見ていて気づいたのですが、
こういったサービスが作られています(´・ω・)っ
特定の情報源(タイムライン・フィードなどなど)から、
保持したいpostを並べて、フィードとして保存することができます
まさにT○getterの検索を超強化したものですΣ(゚Д゚)ガーン
しかもこれをフィードとして公開することができ、
もちろんそのURLを共有できるため、
公式の機能としてT○getterのようなことができることになります
最後に・・・
このように、Bluesky(というより「AT Protocol」)は、
APIを駆使してユーザーが情報を自由に取り扱うことができるようになっています
その反面、プライベートな機能は現時点であまり提供されておらず、
情報が共有されることが前提になっています
これはもう掲げる理念の問題ではありますが、
逆に言えば理念を最初に掲げているだけに、
いざとなったらユーザーが自由にコントロールできるという安心感もあります
今後ユーザーが増えてくることにより、
情報が多彩になるのと同時に、「面倒なこと」も増えてくると思います
それはもう、どのSNSでもユーザーが増えれば必ず遭遇する問題であり、
それをユーザー側でコントロールできるところが安心なわけです(`・ω・´)
公開APIはいろいろあるものの、
それを使いやすくするサービスがまだ不足していますが、
それも含めて「初期のTwitterっぽい」と思っています
私からも定期的に招待コードを提供できますので、
興味がある方はBlogコメント*6やTwitterなどで声をかけていただければ、
手持ちの招待コードを差し上げますよ(`・ω・´) b
*1: 公式が英語でわかりづらいですが、待機リストに登録することで、公式からメールで招待コードを送ってもらうことができます。私の場合は7月くらいに登録して11月に送られてきており、状況に応じてこの期間は変動するため、既存ユーザーから招待してもらうのが最速です。既存ユーザーには定期的にコードが発行されています
*2: そもそも、Blueskyの人達が作っているのは、「AT Protocol」という、情報の流れを自由に制御できる仕組みであって、Blueskyはその実装の一つという立ち位置です。「AT Protocol」の上に異なる仕組みを載せることもでき、その間での相互やり取りやマイグレーションも可能になります。以前から使われている「mastodon」も当初はそういった情報の民主化を推進するものであったはずですが、良くも悪くも個人に委ねられていたために、限界があったような気がしています
*3: ログアウトしたら見えなくなる、という機能はBlueskyの機能としてあるが、鍵をかけるのとはちょっと違う
*5: 個人的には昔の2chみたいな局所的なノリがなじめない
*6: Blogコメントの場合、どうやって渡してほしいかもセットでお願いします。コメントで書いてしまったら、他の方が使ってしまう恐れもありますし・・・