あるネットゲーマーの日常

プレイしているネットゲームの話題を中心にまったりと

「私」の「詞」

今日もなんだかんだで帰りが遅くなってしまい、
いい加減「22時が定時」みたいな感覚は捨てないと(゚д゚)マズーなのですが、
今週は我慢するしか・・・(´-ω-)

こんなに忙しいと、なかなか詰まれた漫画も消化できず、
「最終巻」だけで5冊も停滞しているのですが、その中の一冊がこちらです

どうせゲームの話を長々書けないので、
今日はこの漫画の話題で引っ張るわけですが・・・Σ(・ω・ノ)ノ

昔、学生の頃、はまっていた小説のシリーズに、こういうのがありました

この方は「撲殺できそうな文庫本の厚み」で有名と思われますが、
当時も十分厚かったものの、まだそこまでではなかったと思います

この小説にはまっていた時代の話は、
それだけで連載記事が書けるので置いておくとして、
このOSAKAのテーマは「自分の詞(ことば)」探しみたいなものでした

主人公は自分の「詞」を持たず、他の人の「詞」に影響を受けつつ、
最後には理屈を超えた「詞」のぶつけ合いになるわけですが、
そのラストバトルが猛烈に熱いわけです(*゚∀゚)=3

このシリーズに影響を受けた私*1は、自分でも小説を書き始めるのですが、
やはり好きな作家さんの影響は大きいもので、
文体やお話を構築する方法論みたいなものを参考・・・というよりは真似てました

一応、当時の私は「出版社の賞に応募すること」が目標だったので、
一年に一本のペースで二本書いてはみたのですが、一本目こそ応募したものの、
二本目は完全に行き詰まって、応募しませんでした(´-ω-)

なんというか、「違う」のですよ
たしかに、お話のプロットは筋が通っているかもしれない
登場人物もいろいろ計算して書いてみたりもした

でも、これは「私」の小説じゃないな・・・と(´・ω・`)

この方の小説はたしかに面白いし、方法論も参考になる

でも、「私ならどうするか?」
というか、「私が本当に書きたいものは何か?」

ここまで来ると、もはや理屈じゃないのです
思いついたシーンを書き殴り、キャラクターは思うままに出しまくる
理屈ではなく、感情にまかせて「考えずに書く」

気がつけば、あれだけ大量だと思っていた原稿用紙300枚が、
一年かけてやっと埋めていたあの300枚が、
話を1/3に削らないと入らない程度の枚数になっていましたΣ(゚Д゚)ガーン

こうなると、あとは制約に従ってひたすら削る作業です
冗長なシーンや文章を削り、キャラを丸ごと二人三人と削除し、
とにかく応募要件を満たせるように文章を圧縮していくわけです

でも、その作業こそが、「私が本当に書きたいものは何か?」を選別し、
それを「端的な言葉」で表現するために大事なものになったわけです

たぶん、「アマチュア」というか「趣味」としてなら、
「書き殴った文章」でも十分だったのかもしれませんが、
「応募するための文章という制約」が限界を破ったというか・・・

あの時の私は、とにかく「このシーンを書きたい!」というイメージがあって、
そのために全てを構築し、選別し、圧縮していったわけですが、
だからこそ、いろいろな作品における「ここを見せたい!」って想いは良くわかるのです

結果的に、初めて一次選考を通過したものの、さすがにそちら方面ではプロにはならず、
もっと好きな「プログラムを"書く"」というのを生業にしているわけですが、
あの時の「自分の言葉を見つけた瞬間」は今でも覚えてます

理屈で考え始めて突き詰めるのは、ある段階において必要なことですが、
「その先にある、言葉にできない何か」にたどり着くと、
本当の意味での「作ることの楽しさ」に気づける・・・そんな気がします

創作とは、「自分の言葉で自分の存在を世界に響かせること」であり、
「追い込まれた状況からもがいて何かを見出すこと」であり、
「そのカタルシスを楽しむもの」なのかもしれません


深夜のテンションに任せて、ふとこんな話を書いてしまうような、
青臭いかもしれないけど、とてもいい漫画でした(`・ω・´) b

「漫画の内容に全く触れてないやないかーい!」と突っ込みが入りそうですが、
しっかり漫画のテーマに関連した話を書いたつもりですので( ゚Д゚)y─~~

【RO】鯖煮会の会場をUP

というわけでおまけの本題ですが・・・Σ(・ω・ノ)ノ

土曜日の「鯖煮会 2016/06 in Olrun」のため、
会場をチェックしてきました

netgamer.hateblo.jp

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いつものプロ城内奥になりますので、よろしくお願いします(`・ω・´)ノ


*1: この一文に、記事3本分以上のもろもろが詰まってますΣ(・ω・ノ)ノ