あるネットゲーマーの日常

プレイしているネットゲームの話題を中心にまったりと

「演劇」を形作るもの

昔、「サクラ大戦」というゲーム*1があり、
ゲームの中で「歌劇団」をしていたのもあって、
声優さんで「リアル歌劇団」をやっていた時期がありました

そもそも、「歌がうまい」という条件で人選されていたので、
それ自体はたいした問題ではなかった(?)のですが・・・

ここで問題になるのが、あのゲームには10歳前後のお子様キャラ*2がいたことです
どこぞのBDFF*3ではあるまいし、「中の人」が10歳ということはありません
でも、「中の人がその役を演じる」のが前提の舞台です

発表当時はだいぶ騒がれたのですが、
結果的に見た人が何と言っていたかというと・・・

・・・「どうでもいい」という反応でしたΣ(゚Д゚)ガーン

もちろん、「違和感があって見ていられない」という意味ではありません
「あまりにそのものすぎて、気にならない」という意味での「どうでもいい」です

そもそも声は「本人」ですし、仕草や演技が「そのもの」であれば、
なにより熱演に圧倒されたならば、「そんなことはどうでもいい」のです


・・・つまりは、そういうことですΣ(・ω・ノ)ノ

劇団うたかた月夜-Trudr-10th Anniversary


何も説明になってないので真面目に書いていきますが、
そもそも今回の舞台は「近代の日本」でした

しかし、これはあくまで「RO演劇」であり、
演じるキャラクターは基本的に西洋系のキャラです

しかも、今回は役名とキャラ名を合わせていなかったので、
「発言者」は「役名」と異なっていたわけです

そういった「違和感」を感じさせない舞台だった・・・というのを表現するのに、
いちいちあんな長い前置きを書く不具合は修正不能です(´-ω-)

今回も細かいところでいろいろな演出がありました

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私もここ何年かは毎回見てますので、過去に見た演出もたくさんあります

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でも、そんなことは「どうでもいい」のです

演出が突っ込まれるタイミングの適切さや、
「そうきたか!」という応用があったりと、新鮮な驚きがありましたし

でも、結局演出は演出なのです
いわば「盛り上げるための要素」であり、主体はあくまで「演者」なのです

これは前半のクライマックスシーンですが・・・

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・・・公式サイトを見た方にはわかると思います
これ、角度まで含めて、完璧にあの「イメージイラスト」に合わせてます
これを見て(事前の告知も含めて)「ああ、やられた」と思いましたね
(ちなみに、もう一つ「やられた」と思ったのが、ラスト間際の「ROらしい演出」です*4

特に今回は、演出という意味では控えめでした*5
そもそもが「明治大正の小説っぽいお話」であり、
ところどころに大きな山はあっても、全体的にはじわじわとしたお話です

にもかかわらず、舞台に釘付けになったのは、
「演者の迫力」としか言いようがありません
その意味では、(悪役の方も含めて)パーフェクトでした*6

話の筋だけ見れば「王道の展開」だったかもしれませんが、
王道だからこそ、小細工も効かないわけです

もちろん、演者さんだけでなく、当日の裏方だったり、
イラストレーターの方だったり、
「みんなで一つの舞台を作り上げた感」が実にすばらしい舞台でした

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リプレイも公式サイトで公開されています(される予定です)

しかし、やはりこの迫力というか空気感というか、
思わずTwitterで黙ってしまうようなインパクトは、
やはりその場でないと感じられないものです

当初の日程だと、予定があって見られないはずだったので、
延期のおかげで結果的に生で見ることができたわけですが、
本当によかったと思います(`・ω・´) b



・・・なお、今日の話に比べるとどうでもいい話ですが、
今度の土曜、4/25の21時からは、「鯖煮会 2015/04 in Idavoll」でございます

netgamer.hateblo.jp

最後の最後で台無し感が強いですが、よろしくお願いしますΣ(・ω・ノ)ノ


*1: 1996年はもう19年前ですよ、奥様(((((( ;゚Д゚)))))

*2: もちろんアイリス

*3: あれはあれで、小さい子にあんな狂気に満ちた台詞を言わせまくるのもどうかとは思いますが・・・(lll゚Д゚)

*4: うさうさ

*5: 派手ではない、という意味であって、決めるところではきっちり決まってました

*6: 「全面的に貴様が悪い」という悪役だっただけに、ちとかわいそうでしたが・・・